しかしいくらプレイヤー増加中と言っても全体から見れば微々たるもの。凝集しているかのように見える銀河の星々が決して遭遇することのないように、プレイヤーの多くもまた出会うことがない。とどのつまり、相手がなかなか見つからないのである。2人用ゲームはただでさえゲーム会では立てにくいし、このような事前準備がいるゲームは、当日その場で「ではやりましょう」とはなりにくい。こうしてプレイヤーは、というか私は無聊をかこつわが身を嘆くのだ。
しかしリアルがだめならネットがあるではないか。幸いなことにOCTGNなるソフトを使えば、ANRのネットプレイが可能なのである。これで一気にANR充である。素晴らしい。
ところがこのソフト、少々敷居が高い。BSWやYucataなら、ゲームのルールさえ知っていれば、即プレイ開始でもほとんど問題がないのだが、OCTGNはANRのルールだけではなくて、ソフト自体の操作に若干の知識を必要とする。その結果、かどうかは知らないが、日本からのプレイヤーをほとんど見ることがない。というわけでそんなに経験があるわけではないが、簡単な説明を書くことにした。
*現在ではこの方法でインストールできないので、改訂版を参照してくださいな。
OCTGN(オクタゴンと読む)はTCGやLCGをネットで対戦可能にするツールで、たくさんのゲームモジュールが開発されている。もちろんそのうちの1つがANRだ。
- ここに行き、FreeDownloadからOCTGNの最新バージョンを落としてインストールする。ここでアカウント登録しておくのを忘れずに。
- ここに行き、最新のGameDefinitionとMarkers&Tokensをダウンロードして保存しておく。
- ここから最新のカードセットをすべてダウンロードして保存する。4月12日現在、A Study in Staticまで。
- OCTGNを起動して、1で登録したアカウントでログイン。
- GamesManagerタブをひらく。
- GameOptions→Installで、2で保存したGameDefinitionファイル(o8gファイル)を選択してインストール。
- 左欄にAndroid:Netrunnerが現れるのでそれを選択。SetOptions→Installで、2と3で保存したすべての.o8sファイルを選択してインストール。
カードセットのファイル(o8s)がCoreを除いて(Censored)になっていることに気づいた人もいるだろう。出版元のFFGとのアレにより、発売から半年間は、カードテキストにぼかしが入れられることになっている。Coreセットもついこないだぼかしがとれたのだ。
カードセットファイルはzipファイルなので解凍し、cardフォルダ内にあるjpgファイルを自分でスキャンした画像に差し替えることで、これを解決できる。日本語テキストの方が良ければ、画像にテキストを乗せれば良い。
ただし、めんどくさければやらなくても大丈夫だ。ぼかしがあるといっても、ゲーム内でカードテキストを確認する方法はあるので、そこまで気に病むことはない。
ただし、めんどくさければやらなくても大丈夫だ。ぼかしがあるといっても、ゲーム内でカードテキストを確認する方法はあるので、そこまで気に病むことはない。
最後はデッキファイルについて。まずスターターデッキはここ。
自分でデッキをつくる場合は、OCTGN上でも可能だが、cardgamedbのデッキビルダーの方がつくりやすい。作成したらSave as OCTGN Deckを選択して保存しておこう。
デッキはゲーム開始時に選択して読み込むので、解りやすい場所にまとめて保存しておくと便利だ。
これでプレイの準備はOKだ。というわけで【プレイ編】に続くよ。
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