2013年4月12日金曜日

OCTGNでAndroid:Netrunner 【プレイ編】

ぼっちプレイのすすめ

いきなり言い訳から入るが、この手の説明を文章と少々の画像だけで行うのはなかなかに難しい。読むだけではなくて、これを参考にして1度1人2役プレイをするのがおすすめだ。なのでまずその方法から。
  1. OCTGNのCustomGamesタブ→Host→Self Hosted Gameにチェック→Start。ちょっと待つとPreGameLobby画面が現れる。
  2. OCTGNをもう1つ起動させる。英語で「もう一方を閉じるか?」と訊かれるが、「いいえ」で。
  3. 2で起動したOCTGNでCustomGamesタブ→Join Offline Game。
  4. IPは1.のPregame Lobbyに表示されているローカルアドレスを入力、Portも同様に入力。GameはAndroid:Netrunnerを選択し、Connect。
  5. 名前を入れろと言われるので、適当に。
  6. 2.のOCTGNもPreGameLobbyに入る。
  7. ここでHost(1の方)プレイヤーはどちらのプレイヤーがA、Bとなるのかを選択できる。AがCorpで、BがRunnerだ。ここでAになったプレイヤーは、絶対にRunnerを選択できないので注意すること。選択したらStartを押す。


上のような画面が出てくるはずだ(Corp側)。

そうしたらまずやることは、デッキをロードすること。左上のLoadDeckから、保存しておいたデッキファイルを選択する。アイデンティティカードと山札が出てくる(この説明ではR&Dとかの用語は必要と気分に応じて使う)。
次にゲームのセットアップをする。プレイエリア(画面中央。青がこちらのプレイエリア、赤が向こう)上で右クリック→Game→Setup。なんかごちゃごちゃメッセージが出るけど、「Tips説明をもっと見たい?」と訊かれてるだけなので「いいえ」で。

手札がずらっと現れる。マリガンしたければ手札があるエリアで右クリ→Mulliganだ。

ところで相手から見れば、こちらがマリガンしたかどうかは画面を見ているだけではわからない。同様にカード効果でクレジットを得たりしても、親切なゲームのようにアニメーションとポップアップがにゅーんと出たりしないので、わかりにくい。

なので画面左下のチャットボックスに注意を払うこと。ここにすべてのゲーム情報が出る。「◯◯はマリガンしました」とか「◯◯は△の効果を使いました。☓クレジット得ました」とか。こちらの情報は黒で、相手の情報はカラーフォントで出る。


両者がセットアップを終えるとこんな感じになる。いよいよゲーム開始だ。

ターンを開始するにはF1を押す。すると


こうなる。Corpのターン開始なので、手札が1枚ドローされている。また手札の上にあるマスの数字が変化している。一番左がクリック数で、これが3になっている。次はクレジット。以下メモリーユニット(空きメモリ)、リンク、アジェンダポイント、悪名、手札枚数、タグだ。チャットボックスには「itarunはターンの強制ドローを行いました。Jinteki(itarun)はターンを開始します。3クリックと5クレジットがあります」と出ている。



基本アクション

このゲームは「半自動」である。かなりのことは自動でやってくれるが、手動に頼る部分も大きい。とはいってもアクションはだいたいが自動で、ラン関連にだけ注意していればほぼ大丈夫だ。

自動アクションの基本はダブルクリックだ。山札をダブルクリックすれば1枚ドローする(そしてクリック数が1減る)し、手札のカードをダブルクリックすればインストールされる(クリック数とクレジットが減る)し、プレイされているカードの効果を使うときも、それをダブルクリックすれば良い。

カードに対して他のことをしたい場合は右クリックから選択だ。たとえばそのカードを捨札にしたいときは右クリ→Trash/Archiveで良い。
またカードに対してではないアクションは、プレイエリアのなにもないところで右クリックから選択する。だが何度もやるアクションでいちいちこれをやっていては面倒臭いので、ショートカットを使うと良い。以下が基本アクションのまとめだ。


  • カードドロー:山札をダブルクリック
  • カードをプレイ:カードをダブルクリック
  • 1クリックで1クレジット得る:Ctrl+C
  • カードを捨てる:カードにカーソルを合わせ、Del
  • カードアビリティを使う:カードをダブルクリック


以上のアクションでは自動的にクリックやクレジットを消費してくれるし、オペレーションなどの効果もだいたいは自動発動してくれる。またコンディショナルアビリティ(ターン開始時に1クレジット得るとか)も自動でやってくれる。

ただしCorpがカードをインストールする場合、それをどのサーバに置くかは手動で行わなければならない。このためにまずリモートサーバをつくる。Cntrl+Sで、横向きの黒っぽいカードがプレイされる。これが各リモートサーバの位置を表すので、これに合わせてインストールしたカードをドラッグする。下の画像は、プレイしたカードを左のリモートサーバに移動している最中だ。


アイスも同様に移動させる必要がある。ここで注意しなければならないのは、各サーバの2枚目以降のアイスのインストールコストは自動処理ではないことだ。なので2枚目以降のアイスをインストールしたら、その分のクレジットを手動で減らさなければならない。


ターゲット

ぼかし入りのカードを使っている場合、カードテキストを見るには右クリ→Inspect(Ctrl+I)でいける。だが相手のカード情報をこれで見ようとしてもできない。これを行うにはまず情報を得たいカードをターゲット化し、次いでプレイエリアで右クリ→Inspect Targetとする。カードをターゲット化するにはそのカードをShift+クリックで、解除も同様だ。複数枚を同時にターゲット化することもできる。この場合Inspectすると、カードテキストが順番に表示される。


このゲームをプレイする上で、ターゲットは非常に重要だ。要は「アクションの前に、そのアクションの対象を指定しておく」のがターゲットである。裏を返せば、アクションを行ってからでは対象を指定できないのだ。


たとえば、上画像のようにDjinnにホストさせてDatasuckerをインストールしたい場合、まずDjinnをターゲット化し、それからインストールする。


Djinnの3MUのうち1をDatasuckerが消費している。


アクションでなくても、たとえばPriority Requisitionを得点したときは、任意のアイスをノーコストでレゾできるのだが、この場合も得点する前にアイスをターゲット化することが必要だ。ただしこの場合はターゲット化を忘れていたら注意が出てやり直せるので問題はない。


ターン終了と開始

クリックを使い終わって、やることをやりきったらターン終了だ。ターン終了はF12を押す。そうしたら相手はF1を押してターンを開始する。なぜここが連続でないかと言えば、ターン終了とターン開始の間に、レゾ、ペイドアビリティ発動、アジェンダ得点ができるからだ。

たとえばPad Campaignをターンの合間にレゾしておけば


F1を押してターンを開始すると同時に効果が発動し、1クレジットもらえる。


とはいってもF1を押すのはつい忘れがちで、「ではさっそくこれをインストールして」などとやってしまう。でもポップアップで注意してくれるから大丈夫。




特殊アクション

陣営別のアクションをまとめておく。どれも自動処理だし、とくに難しいところはない。

◯Corpのアクション
  • レゾ:カードをダブルクリック
  • アドバンス:右クリ→Advance a Card。もしくはALT+A
  • アジェンダ得点:ダブルクリック
  • 3クリックですべてのウイルスマーカーを除去:プレイエリア右手のVirus Scanカードをダブルクリック
  • タグのついた相手のリソースをトラッシュ:トラッシュしたいリソースをターゲット化し、右クリ→Pay and Trash Target (Resource, Asset or Upgrade)。もしくはCtrl+Del
◯Runnerのアクション
  • タグの除去:右クリ→Runner actions...→Remove a tag。もしくはCtrl+R

ラン

ランは恐らくこのゲームで一番自動化が進んでないところだろう。

  • リモートサーバへのラン:F5
  • HQ:F6
  • R&D:F7
  • アーカイブ:F8
または右クリ→Runner Actions→Run on...から選択する。

ランをするときは、どのアイスにアプローチしているかを示すと良い。アイデンティティカードをShift+クリックして、目標のアイスまでドラッグする。特にリモートサーバ相手のときは、どのサーバにアクセスしているのかアクションだけではわからないので、これを示すことが必要だ。


*13/7/29現在、RunしたいサーバをダブルクリックすればRunできる。そのうえ上写真のような矢印まで表示される。アプローチしているアイスを示すのにはターゲット化するのが主流。

Corp側はここで、アイスをレゾするかどうか選択する。チャットでやってもよいし、最新バージョンではこれを宣言するカードがCorpプレイエリア左脇に置かれている。


レゾしないのでどうぞお先に、を示すカード

レゾされたアイスにアプローチしたら、アイスブレイカーを使う。ところでだいたいのアイスブレイカーには複数の効果がある。このため、どの効果を何回使うかを指定する。これはアイスブレイカー以外のカードでも同様だ。



Crypsisをダブルクリックして使用する。使いたい回数分だけ各効果を押したらFinish Selectionだ。ここでは強度を3上げ、サブルーチンを1つブレイクし、Crypsis上のウイルスカウンターを1つ除去、としている(これが自動ではないのに注意)。最下段は1クリックでウイルスカウンターを乗せる効果で、ラン時に使用するものではない。



Crypsisの強度が3アップしている。より詳細な「なにをやったか」はチャットボックスに示されている。


こうして次のアイスにアプローチする。なおランを中止したい場合は、ここでEscを押すとジャックアウトできる。

サブルーチンがブレイクできなかった場合、Corpはアイスをダブルクリックし、効果を発動する。ここで注意したいのは、たとえばサブルーチンが3つあり、2つをブレイクした場合、どれをブレイクしたかはチャットで伝えなければならない、ということだ。

CorpはRunnerの申告に合わせ、複数効果からいくつかを(もしくはすべてを)選んで発動する。効果自体(ランの終了やダメージ等)は自動処理で行われる。ダメージを受けると手札からランダムでカードが捨てられるのだ。ダメージを与える場合、Runnerが手札をいじっているとクラッシュする恐れがある。またダメージを防ぐ効果は基本的に自動発動されるが、発動するかどうかをCorpが決めるときがある(トラッシュのペイドアビリティの場合)。なのでCorp側は発動の前にこの点の確認をとること。ボイスチャットが推奨されているのはこういうわけなのだ。

さて、晴れてすべてのアイスを突破したら、ラン成功である(ここでジャックアウトしても良いが)。ランの成功=サーバへのアクセスはF3を押す。ここでMedium等のカードには自動でカウンターが乗る。

サーバへのアクセス方法はサーバ種ごとに異なる。
中央サーバの場合、F3を押してランが成功したら、「アクセスしますか?」と訊かれる。「はい」を選ぶと、HQやR&D相手の場合は、「何枚アクセスする?」というポップアップが出る。


通常は1枚だが、Medium等で複数枚にアクセス可能な場合は数値を調整する。


1枚ずつ処理していく。アジェンダを引き当てたので、当然最下段の「得点する」を選ぶ。トラッシュできるカードの場合は、「Pay and Trash」というボタンが出るので、トラッシュしたい場合はそれを選択。「Trash at no cost(タダでトラッシュ)」はそういう効果がある場合にのみ選択する。なにもしないでカードを返す場合は「Leave where it is」だ。

アーカイブにアクセスした場合は、アジェンダカードが見つかったときのみ表示してくれる。

リモートサーバの場合。F3でラン成功した後、そのサーバのアクセス可能なカードすべてをターゲット化し(もちろん、その前に相手のレゾやアビリティ発動に時間を与えること)、右クリック→Access Targetを選択する。ただこれだと複数枚に同時アクセスできないので、相手に全カードを開示してもらうか、カードを右クリック→Take Controlして処理してもよい。多分2番目が一番楽だ。


トレース

Corpがトレースを発動させると、強度をどれだけ増加させますか? と訊かれる。


費やすクレジットを決めたらOKを押す。
ランナー側は左下にある黒っぽいカードをダブルクリックする。


同様にどれだけ強化するか訊かれるので、決定する。相手のトータル強度はチャットボックスのメッセージに示されている。繰り返すが、チャットボックスから目を離さないようにしよう。


負けたのでタグがつきました。


カードの開示

カード効果等でのカード開示は、基本的にカードをターゲット化し、効果を発動し、Corpに「これ開示して」と頼む。Corpは対象カードを右クリ→[UN]Exposeする。確認が終わったらもう一度行えば、裏向きに戻る。


山札と捨札

カード効果等で山札の中味を見るときは、自動処理ではないので手動で行う必要がある。山札を右クリ→Look Atだ。上X枚、下X枚の指定と、全カードを見るオプションがある。


上の5枚を見た場合。自由に並び替えができる。手札に入れたいときは、手札エリアまでドラッグすれば良い(もちろんその効果がなければだめだが)。
全カードを見た場合、ウィンドウを閉じるとデッキがシャッフルされる。


手札エリア最上部のGlobalのタブを相手方にすることで、相手の捨札が確認可能だ。他のカードは当然すべて裏向きだが、捨札(Corpの場合は表の捨札)はすべて見られる。ダメージで捨札となったカードの確認に便利だ。





終わりに

以上、お疲れ様でした。なんかこまごましててよくわかんないやと思われるかも知れないが、最初に書いたように1人プレイでまわしてみれば、すぐに理解できると思う。

ここに書いた以外にも、カード効果の適用のさせ方等で細かなことはいろいろとある(アップグレードカードのなかには自動処理されないものが多かったりする)。自動/手動のこまかなところは、けっこう「体で覚える」感じなので、実際に触ってみるのが一番良い(どうせカードはどんどん増えていくし)。それにいざとなれば手動で訂正すれば良いのだから、そこまで気に病むこともない(ただ手動の場合は「これこれこうだからこれしますね」と言語コミュニケーションをとるのが必須だけど)。


わかりにくいところや間違いがあったら訂正するので言っていただけるとありがたい。

そしてもちろんお相手も募集してます。なんのためにこれを書いたかと言えば、当然そのためなのだから。ちなみに私はANRのプレイ経験はそんなにありません。だって相手がいないのだもの。

というわけでコメントは
TwitterID: komi_komiまで、お待ちしてます。

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